ジャカルタ育児

オタク気質な母親がジャカルタで楽しく育児するブログ

トライアル⑨ Cosmic Montessori

しっかりモンテッソーリ教育を行うスクール。トライアル前の面談時にも行ったけれど、3歳以下のお教室が狭くて薄暗くて、印象が良くなかったの。

モンテッソーリは私も勉強中だからとても興味があったんだけれどね。

でも前日たまたま別のスクールであったインドネシア人の友達が、ここに通わせようと思う!うちには合ってる!ってかなり推してた。

なので期待大でトライアル参加。

(以下は1歳半から3歳のクラスのトライアルです)

 

スケジュール

週3(曜日は応相談)

週4(曜日は応相談)

週5

8:00-12:30

 

費用

1か月あたり3.4~4.7juta

入学金 11juta 

 

施設

小さい園庭と2階建てのお家を改装した学校。1階部分の1室が3歳以下の子のお教室。

面談に行ったときは薄暗かったけど、陽当たりが良いときはかなり明るい。子供達がいるから空気も全然明るく感じた。

とはいえ施設は他の一軒家系の学校と較べて決して良いとはいえません。スペースが限られているし、思いっきり走り回るような運動はできない。

 

朝食・ランチ

朝食はシリアルとパン。両方全粒粉。(ただ、パンは味見した時に100%の全粒粉じゃないかも?と思った)

この日のランチは、野菜入りオムレツ、チーズ、白米でした。この学校はベジタリアンミールだけど、家から動物性タンパク質や他のスナックを持ってくるのはok。

ただ、チョコや甘すぎるお菓子は認められません。

私も家ではお砂糖控えてるので、こういうオーナーの健康志向が強く出てる食事は歓迎。

プログラム

(ばらばらに行動する時間が多く、自分の子に付きっきりだったので、全部は把握できてないかも)

8:00~ 登園(起床時間によって9時過ぎまでばらばらと登園してきたので、割とフレキシブル)

サークルタイム (カレンダーや手遊びの歌)

8:25 瞑想とヨガ

8:45 モンテッソーリのお仕事

朝食は各自のタイミングで取ってよい

10:30 サークルタイム お歌など

11:00 マンダリン

11:15 お水を飲み、お外遊びのために虫よけを塗ってもらい、整列してお外へ

11:20 お外遊び

11:40 お教室に戻ってランチ

12:00過ぎ サークルタイム お歌など

12:30 退園

プログラムについて少し細かく。

モンテッソーリの基本理念は、自立の支援になります。この年頃の子への接し方は、日常生活から自分でできることの幅を広げてあげること。

この園でも、ごはんのときも、食器を用意するところから洗って仕舞うところまで。お着替えもできることは自分で。

 決まった時間 (サークルタイム、お外遊び、ランチ)以外はモンテッソーリのお仕事を各々行います。(ぴんと来ないかもしれないので、うちの子の好きなお仕事の例を挙げると、ビー玉をスプーンを使ってカップから別のカップにうつす。毛糸の小さいポンポンをトングを使ってアイストレーに入れる。小豆をソーサーからカップに注ぎ込む。絵の具を筆を使って塗る。などです)

うちの子は食べることが大好きで、ひとり食べにもすごく時間がかかるので、食べて食器洗って、、を3サイクルくらいしていました。モンテッソーリの作業に飽きたり、他の子の教具を取ろうとして先生に介入されて泣き喚くと気分転換にまたミルクもらったりシリアル食べたり。半分以上の時間を食べる&食器洗いに費やしてたかも。家ではゆっくりひとり食べの練習させてあげられないから新鮮でした。

ヨガはともかく、瞑想の必要性については私はまだよくわかりません。心を落ち着けて自分の中を見つめる時間だからと言われれば確かにだけど。。。子供に要るのかなあ?私は現実主義者で、瞑想好きな人にたまにあるスピリチュアル要素が苦手だからかも。私にとっては朝礼の校長先生のお話の時間的な感じ。(ぼーっとしながら耐える)

でも子供のスクールにそんな時間があってもいっか!と思ってます。私が共感できないことでも、それが重要と思う人もいるし、子供にとっては全て経験だよね。

 

感想

他の賑やかなスクールとは対極にあります。

静かな落ち着いた家庭といった雰囲気の園。先生は穏やか、決して声は荒げず静かな口調で話し、物を置くときも手先まで丁寧。子供の自立を促し、選択を尊重します。

日本のシッターさんのいない家庭で、子供の自立を尊重する人格者の母親に育てられたらこうなるのかなと思いました。

インドネシア人の子供は、シッターさんにあれこれ身の回りの世話をしてもらう環境なので、この学校がインドネシア人に大人気なのもうなずけます。(生徒はほぼ全員インドネシア人)

モンテッソーリ教具ももちろんそろっていて、先生も知識、経験が豊富そう。(モンテッソーリについては長くなるのでまた別の機会に書きます)

これ以上厳格モンテッソーリを行っている園は他にありませんでした。なのでモンテッソーリの理念に共感する人にはぴったりの園。

 

ネガティブな点をあげるとすれば、

先生はみんな英語できるけれど、この低年齢向けのクラスでは英語は特に徹底していません。それぞれ得意な言語で話すので、インドネシア語ばかりがうまくなりそう。

そしてとても静かな雰囲気で、語り掛けなどの要素はほぼありません。正直、ここに低年齢の子をずっと預けていたら発語が遅くなるのでは?とまで思ってしまいました。家庭で沢山コミュニケーション取らないと。

落ち着いた雰囲気の素晴らしい園ですが、悪く言えば活気がない。

 

そんなところかな。ちなみに、ここはトライアルの前に学校長と2時間ほどの面談、終わった後にもインタビューがあります。モンテッソーリの理念に保護者が共感し、目指すものが同じであることを確認してからでないと入園できません。私のときは英語で行いましたが、インドネシア語でも大丈夫なはずです。